江戸グルメと酒と旅の話

旅行ライターやってます。昼飲み、ご当地グルメ、江戸グルメ・老舗、神社仏閣、旅の記録などをつづっています。

牛ハラミ焼きとわさびの絡み合いに悶絶。逗子の老舗居酒屋「つく志」

逗子駅すぐ。昔ながらの居酒屋「つく志」へ

この頃よく、逗子海岸、葉山、一色海岸あたりをブラブラしていた。

隣の駅の鎌倉より人は少なく、もう少し田舎っぽい。海が近い。一色海岸が美しすぎる。逗子駅周辺には飲食店もわりと多く、食事やお酒もしっかり楽しめる。

逗子駅から徒歩2、3分の「つく志」に立ち寄ったのも夏が終わる頃。しっとりした一色海岸の景色を満喫した週末だった。

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見るからにほろ酔いのおじさんたちで賑わっていそうな佇まい。扉に近づいてみると、たくさんのお客さんの楽しそうな声が聞こえた。

「入ってみよう」

彼氏と意見が一致したので、迷わず扉を開ける。

カウンター席とテーブル席が並ぶ1階は満席らしく、2階へ案内される。座敷だ。2日間遊んだ締めくくりの食事。畳はじんわりうれしかった。

2階はおじさんたちの笑い声が絶えないけど、まぁ、これくらいのにぎやかさはご愛敬。

瓶ビールをオーダーして、メニューを眺める。

さんまの塩焼き、マグロ納豆、タコ刺し、アジフライ、しらすおろし、マグロぶつ。ダメだ。どれも魅力的……。でも、今日はどうしてもお米が食べたい。ほどほどにしなくてはお米が入らなくなってしまう。でもどれも美味しそうだ、どうしよう……と本気で悩む。本当は全部食べたい。

まずは、彼がお新香とちぐち串(喉の奥のお肉だそうです)を、わたしはタコ刺をチョイス。

タコはきゅっと身がしまっていて、味が濃い。ぬか漬けはちょうどよい塩かげん。ちぐちは、たぶんはじめて食べたがジューシーでびっくりした。

やっぱり、お酒を飲むのは和風の居酒屋が楽しいな。素朴なだけど美味しくて手頃なメニューが揃うこんなお店はどうかいつまでも残っていてほしいものだ。

お酒も進む中、今日忘れてはいけないのが、真っ白なごはん。そろそろオーダーしたくなってきたが、ここでまた何を頼むか迷う。ごはんのお供にふさわしいものを二人で真剣に相談。

さんまの塩焼きにもそそられたが、昨日さんま食べたじゃんと彼。煮つけであったが確かに食べたことを思い出した。

討論の末、選ばれたのは……アジフライだ。でもその前に、もう少しお酒を楽しもうとマグロブツ切を先にオーダー。

しばしビールと三崎で獲れたまぐろを満喫した。

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そしていよいよ、アジフライとごはんが登場。家庭的な料理ではあるが、一人暮らしということもあり、なかなか家では食べる機会がない、アジフライ。

待ち切れず一口かじると、サクサクのフライに閉じ込められた味がじゅわっと広がる。

おいしい。

一口、サクッとかぶりつく度に、アジフライをじっくり噛みしめたい気持ちとごはんとのマリアージュを楽しみたい気持ちの間でゆれうごく。アジフライだけ味わったり、ごはんと頬張ったり、途中からごはんを参入させたり、残っているマグロぶつとごはんを食べたり、すっかり夢中になって食べた。

あー美味しかった。

でも、これで終わりではないのだ。隣の席のおじさまたちが食べていた牛ハラミが気になって気になって仕方がなかったわたしは、彼にその旨を告げていた。

そして、お腹に余裕があったら食べようと2人で誓いを交わしていたのだ。

今回、最後にその「牛ハラミ焼き」の美味しさに悶絶。

肉汁じゅわっ!

心から頼んで良かったと思う。有名な焼き肉店よりおいしい、と彼。そして、お皿にあるからしを見てこう言った。

「わさびつけても美味しそうだよね」

そこで試しにマグロの残りのわさびをつけてみると、もうどう表現すればいいのかわからない、ちょっと投げやりになるくらい美味しいではないか。ほんのり甘味のあるタレと肉汁と、わさびが上手に混ざり合ってくれるのだ。

と、彼が、すかさず店員さんにわさびをもらう。

好きなだけわさびを付けて堪能した。

おじさんたちのテーブルを見て肉に目をつけたわたしに、なかなか目ざといね、と一言。褒められているような恥ずかしいような……。でも、美味しかったから何はともあれ大満足。ぜひまた足を運びたい店だ。

ちなみに、後日お店のホームページを見たところ、創業は昭和26年。昔ながらの味と三浦などの新鮮な食材が楽しめる店なのだ。

 

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つく志

食べログ つく志

 

創業以来のぬか床でつくられる「香の物」にしびれる。横浜・伊勢佐木町の釜飯や

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週末に足を運んだ、横浜・伊勢佐木町の釜飯屋「お可免(おかめ)」。 

途中、地元の人らしきおじいさんに道を尋ねると、「ああ、おかめね」といって、しゃきしゃきと道順を教えてくれた。このあたりでは有名らしい。

店の前に到着し、その佇まいを一目みるなり、納得。年季が入った佇まいは「ザ・老舗」。

いよいよドアを開けると、そこは……まるで『男はつらいよ』の寅さんがお酒飲んでそうな、昭和の日本だった。店内はテーブル席と座敷席が半々くらい。合計40席程度か、比較的広々している。

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座敷に通され、低めのテーブルにを目の前に座り、ほっとひと息、ついたところで「わー!」と半オープンキッチン(?)のスタイルに興味深々。

座敷席の壁の3分の2ほどの大きさで、厨房が見られるように開けている。

ちょっとしたライブ感、お店の人の顔がいつでも見られる安心感、日本映画の中の世界を覗いているようなわくわく感がある。

「元祖釜飯お可免(おかめ)」は昭和2年(1927年)創業とのこと。創業者である先代は当時は珍しい女性の料理人。彼女が試行錯誤の末、釜飯料理を考案して以来89年の間、その味は守られている。

ビールとお通しを味わいながら、迷った末、馬刺しとタコ刺しをオーダー。どちらもちゃーんと味がして、これは日本酒と合わせねばと、すっきり辛口のお酒を。

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彼氏が追加で、香の物を頼んだところ、これが大当たあたり!なんでも創業以来のぬかに継ぎ足してつくられているそうで、口に広がるその芳醇な香りを、嚙みしめるごとにドーパミン溢れまくり。おそらく、今まの人生の中でナンバーワンのぬか漬けだ。激しく日本人でよかったと思った瞬間だった。

そのあとは、穴子の釜飯で〆。ほんわかだしと穴子の旨味がたまらない。味噌汁付きだ。

お店はアットホームでくつろげる雰囲気。日本酒もたくさん揃っていたのでお酒好きにもおすすめ。

 

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「おひとりさま」でもくつろげそうな老舗うなぎ店、上野「伊豆栄」

 

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上野で入った「伊豆栄」は、江戸の中期創業の鰻割烹。不忍の池の目の前にある。現在の建物は昭和59年に建て替えられたものだそう。入店すると案内されたのは、なんと7階。巨大割烹だなぁ。

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7階まであるうえに客席はかなり広々としている。窓際からは不忍池が望める。天井には昭和っぽいシャンデリア。いや、全体的に昭和感が漂っているのだけど。

女性のウェイトレスさんは着物をお召しで、中にはいったい何年こちらでお勤めで……?と思うような年配とおぼしき方も。でも、そんな方々が、老舗の格を上げているようにも見える。

高級店らしくふっくらした上質なおしぼりで手を拭きながら、メニューを眺める。

鰻重の松、竹、梅の他、一品料理は、野菜煮、天ぷら、季節の野菜などなど……。そしてコース料理もあり、「鰻割烹」というだけあって、品数豊富だ。お酒も、ビール、冷酒、焼酎のほかワイン、ウィスキーとひととおり揃っていた。

とりあえずビールと季節の野菜の盛り合わせをオーダーする。盛合せは、フルーツトマトやエシャロット、とうもろこし、谷中生姜、里芋、きゅうりなどが美しく皿に並べられていた。

恋人と昼から散々飲んでいた休日の疲れを癒すべく、美しい野菜とビールを目の前に(結局飲んでる)ゆったりした時間を過ごす。

それにしても、鰻屋といえば、少しかしこまった雰囲気か、お重に集中して食べたらさっと帰なければいけない、そんなイメージだけど、ここはまるで読書でもできそうな雰囲気だ。

時刻は、20時頃。夕食どきともいえるこの時間にもかかわらず女性のひとり客がチラホラ。店が広いので、ひとり客でも4人がけテーブルでくつろげる。

いいな、うなぎおひとりさま。

私もいつかやりたい。

そんなことを考え、恋人そっちのけでうな重に夢中になってしまった。

お酒を飲んだ一日の〆にもやさしく、さらっと食べられてしまう鰻だ。

香ばしく、ほんわりして、しつこくない。

あとで知ったのですが、伊豆栄の鰻はタレに砂糖を一切使用していないのだとか。

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鰻が美味しいのはもちろん、老舗らしい優雅さと昭和っぽさが入り混じった空気がとても気い入った。いつかひとりで来てみたいな。

 

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歯ごたえ、旨み、ハンパない!江ノ島「食堂いのうえ」で巨大「サザエのつぼ焼」体験

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夏になると取り敢えず足を運ばずにられないのが、江の島。

なんて言いながら、自宅からいつでも行ける距離なので江の島駅周辺に来ることはあっても、実際に江の島を観光したり散策したりすることがめったになかったので、一度ちゃんと行ってみよう!と丸一日遊ぶことに。

江ノ島弁天橋をわたり、いざ江の島へ。

橋を渡るとすぐに、「ザ・日本の観光地」なお土産やさんや飲食店が並んでいる様子に浮足立つ。

そして、B級グルメや食べ歩きフードがいたるところにある。特に、海鮮を焼く香ばしい醤油の香りには、到着早々、ビール欲を駆り立てられる。

が、しかし、昼酒をゆっくり味わうために、とりあえず我慢。生シラスとか、ご当地グルメが楽しめて、ゆっくりお酒が飲めて、味わい深い佇まいの店を目当てに歩いた。そして、同行者のあの辺に店が何件かあった気がする…といううっすらとした記憶と、最後はカンで選んでたどり着いたのが「食堂いのうえ」だ。

新鮮な魚介類がウリの昔ながらの雰囲気が漂う小さな食堂である。

まずは、何はともあれ、生シラス(しょうが醤油で)。そして、瓶ビールをオーダー。昼からのこの組み合わせは、お酒好き生シラス好きの私にとっては天国。仕事が忙しくて週末が待ち遠しかっただけに、言葉にならないくらいの至福の瞬間だ。

が、この後、この幸せが絶頂を迎えることを私はまだ知らなかった。

それはなんの飾りもなく、目の前に置かれた。「サザエのつぼ焼き」だ。とにかく、まず目の前に置かれると、巨大なことに驚く(ちょっと写真だとわかりづらいのだけど)! 

一瞬、え?と思った後に気が付く、大きいー!と。

おいしいエキスたっぷりの液体の中に隠れているサザエ。取り出してみると、奥の身までシュポッっと出てきた。高まる気持ちを抑えきれず、一口食べてみると、歯ごたえが半端ない!そして、噛めば噛むほど、磯のうまみ!今思い出すだけでも興奮してくる。

このあと、煮魚もオーダーする。家ではなかなかできないな、と思うほど味がしっかりしていて美味であった。

ちなみに、食堂いのうえではどのメニューも定食は1000円前後、サザエは700円〜900円。単品も数百円〜と良心的な値段。

テンションはあがりっぱなしでビールが進んだ昼酒。

この店に来るためだけに、江ノ島、また来ちゃう――。そう思えた店だ。

 

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食堂いのうえ

肝の佃煮と熱燗の黄金コンビを楽しむ昼下がり。鰻屋「両國」へ

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相撲観戦前に両国駅から徒歩数分の鰻屋「両國」へ連れて行ってもらった。

カウンターと小上がりのテーブル席が2つ。こじんまりとした下町感溢れる店内はとても居心地が良い。

まずはビールで乾杯だ。つまみは肝の佃煮ともずくしかないそうで、迷わずどちらもオーダー。目の前で焼いているかば焼きの匂いをかぎならが、最初にやってきた肝の佃煮をつつくと、想像通りというか、日本酒を欲しくなる味だった。そして、ビールのグラスが空くと迷わず熱燗にチェンジし、酒飲みならだれもが認めるだろう黄金コンビを堪能した。

お酒を楽しんだ後、やってきたうな重。パカっとあけてキラキラの鰻とごはんをほおばった瞬間に思った。

「やさしい味がする……」

あぶらののった鰻がふっっっわふわなのも「やさしい味」の一因に違いないのだろうけど、そういう言葉で表現できるものを超越している何かが宿っているようなうな重だった。

たしかにさ、たまーにさ、ものすごくお腹が減っているときに炊きたてのごはんを食べて泣きそうになる、なんてことが、なくはない。それの類かと思い「やさしい味」の正体を見つけるべく続けて箸を進める。

「うぅ、さっきよりやさしい味がする……ふわふわだし」

なんだかもう、食べれば食べるほど、胸がいっぱいになってきてた。それくらい美味しい。

思わず、鰻を焼く係のオヤジさんを見つめてみた。意外にポーカーフェイス。笑みや愛想を浮かべるわけでもなく、かといって、職人気質のガンコオヤジ的なまなざし、とかでもなく、なんか近所のコンビニで買い物してるオヤジさんのような……(注:焼いてる最中は違うかもしれません)。

それだけ、鰻を扱うことが、日常のことになっているんだろう。職人技はもとい、ひょっとしたら、そんなリラックスした彼の心持ちも、ほっとする美味しさの欠かせない要素なのかも。

例えば、落ち込んでいるときに行ったら、すごく元気にしてくれそうな鰻だなーと思った。

最後まで、ひたすら美味しい美味しいと思って完食。誰にも見られないところでひとりで食べてたらあまりの美味しさにちょぴり泣いてたかも。

 

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両國

 

ハートランドとエビカレー。神保町のカレー屋「エチオピア」に辿りつくまで

 

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おいしいお昼ごはんが食べたい。

そう思って、神保町をひたすら歩いていた。

ただただ、おいしいごはんが食べたい。

ただそれだけのシンプルな願いなのに、慣れない街のためか、出くわすのはチェーン店かラーメン屋ばっかり。納得のいく店がみつからない。

しかも、夜は焼肉に行く予定だったから、肉が選択肢から外れるわ、GW中でシャッターを下ろしている店もあるわでさらに店探しのハードルは上がっていた。

本屋とラーメン屋と、シャッターと、バカでかい都会の道路をながめながらひたすら歩いた。

それなのに、どうにもこうにも、よい店がみつからず時間も時間だし……と、私たちは、とうとう自分たちの信念をまげて、チェーン店らしき蕎麦屋の扉を開いた。が、その瞬間、2人の足は固まる。無機質な券売機。窮屈そうな座席。小綺麗だけど個性のない店内。心地のよくない、ファーストフード店のようなガヤガヤ感。

「オレたちの求めている場所ではない」

声にしなくても彼氏がそう思っているのがわかった。私も同じだった。

席につくことなく、店を後にして、また歩く。

しばらくして、ふと、お昼ごはんを探す前の時間に、「定食」という看板を見かけたのを思い出す。力を振り絞って私の危うい記憶のなかの「定食の看板」を目指すことに。途中、何度か道を間違えながら、おぼろげな記憶の地にたどり着いた。

が、定食の看板は見つからず……。時刻はすでに、3時に近いから閉まってしまったのかも。でも、なんとなく、チェーン店でもラーメン屋でも肉料理でもないお店がチラホラ。そんななか、彼が一言。

「このカレー屋、なんでこんなに混んでるんだろ」

この一言がきっかけで、こじんまりとしているけど窮屈さを感じさせないこのカレー屋の2Fの窓際に腰掛けて「エビカレー」を待つことになった。

先に酒とつまみに手をつけてからあとでごはんを食べるオジサンスタイルがデフォルトの彼と一緒に、私もサラダをつつきながら、ハートランドを飲む。

「カレー、気持ち遅めてでお願いできる?」と店員さんにお願いする彼氏。笑顔で「気持ち遅めですね」と言ってくれるおねえさんの優しさにふれながらビールののどごしを満喫した。

店の名前は「エチオピア」。

店内では女性がコーヒーを注いでいるモノクロのポスターがエチオピア感を高めていた。コンパクトなテーブルと、椅子。いると落ち着く、昭和っぽい店内だ。

エビカレーがやってきた。普通、シーフードカレーとかそういう類のカレーって、お決まりのようにシーフードの量はもうしわけ程度なのだけど、この店のは違う。

「食べれば食べるほどエビが増えているような気がする」

なんて彼氏が言っていたが、それほど、かみごたえのあるエビがゴロゴロ。そして、スパイスと玉ねぎの旨味が凝縮されたさらさらのルーと硬めだけどモチリとしたごはん。どちらもつやつやしている。

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窓から見えるのは、エチオピアの看板に、街路樹の緑、床屋の青と赤と白の壁。景色までが店と一体化しているような気がした。

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濃紺で縁取られたお皿もかわいくて、この店いいな、とますます好きになる。

皿について彼氏に話しかけようしたちょうどそのとき、わたしよりひと足早く、スプーンが進んでいる彼氏の皿を見ると、カレーの中から「エチオピア」の文字が現れた。げー、かわいい。カレーめちゃくちゃ美味しいんだけど、美味しいだけじゃなくて、こんなふうにささやかなかわいらしさがある店なんだな。

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途中、信念を曲げてしまったけど、それでもあきらめずに歩き続けてよかった。そう思わせてくれる店だった。 

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手打ち釜揚げうどん 鎌倉みよし

カリーライス専門店 エチオピア

鎌倉で昼飲みできるうどん屋。銘酒がズラリそろう「鎌倉みよし」

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おいしい日本酒を片手に美味しいものを食べたい。

そんな願望を抱いた土曜日。

習い事を終えてともだちと鎌倉のうどんやさんへ向かった。呑んべいのためのうどんやさんとも言える店が、鎌倉の小町通りにある。

カウンター席だけの小さな店だ。この日は、ラッキーなことにお庭がみえる端っこの席、酒飲みの女ともだちと腰掛ける。

「最近さー、丼屋さんとか言っても、つまみ頼んでお酒飲んで、しめにごはん食べるんだよねー。おじさんぽいよね」と友人。

わかるわかるとうなずくわたし。そしてそんな二人がそろうこの日ももちろん、おじさんスタイル。

まずは、ビールを、彼女は日本酒を。

そして、のんべいにたまらないラインナップの肴の中からいくつかオーダー。この店は、ただうどんが美味しいだけではなく、日本酒とお酒のつまみが豊富でリーズナブルなのだ。とりあえず、焼き味噌と釜揚げしらすを頼む。

飲みモノがやってきて、ビールと日本酒で乾杯。一応、なんとか社会人をやっている身分。まだ17時過ぎから飲むお酒の美味しさといったらない。

続いて、私も日本酒へと杯を進める。テンションが上がってきて2人でメニューにある「季節の日本酒」数種を楽しむ。

来福。

花見口万(はなみろまん)。

賀茂金秀(かもきんしゅう)。

遊歩。

日本酒は一号ではなく、片口もしくはグラスで120CCなので、たくさん種類が飲めるののがうれしい。ちょい飲みできる70CCもあるが、この日はとりあえず全て120CCで。

つまみは、焼き味噌と釜揚げしらすに続き、あまだいの干物と、いぶりがっこを。そうそう、てんぷらも食べたっけ。

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「遊歩」という石川県のお酒が、とくに気に入ったので、おかわりして、満足。

オジサンスタイルで、しめに、けんちん汁のつけうどんを半分していただく。もちろんうどんもコシがあって絶品だ。

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薬味がたっぷりでうれしい!プルプルのうどんと、日本酒、幸せ!お酒好きの女ともだちと過ごす時間、幸せ!

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手打ち釜揚げうどん 鎌倉みよし

 

鎌倉彫り教室でどんなものを作っているか

約1年前にはじめた鎌倉彫り。サボりながら、地味に続けている。

通っているのは鎌倉駅から徒歩3分くらいの教室鎌陽堂(けんようどう)」。

体験で2つ作って、から本格的な彫刻刀も買った。2万円以上したけど、プロ仕様だ!何十年も使えるとか。

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 作品作りは1年でどんなふうに進んだかというと……。

 

1日体験で作ったミニお盆。

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2日間(2回)の体験で作ったお盆。

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月謝で通うようになって作った。お盆。(今は漆に出している最中)

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お盆ばっかりですが……、いまは大皿を彫っているところ。まだぺーぺーだけど、絵柄が細かくなってきたり、複雑なカーブがあったりと、地味にだんだん難しくなっている。なので、今やっている大皿が1番難しく、進捗がイマイチ。

今はまだ、初心者レベルで、用意されたものを彫ってきたのだけど、この大皿が終わったら好きなものや柄を選べる段階になるらしい。

友人と何を彫りたいかーーぐい呑、とか、インテリアになるようなティッシュケースとかもいいよね、でも立体的なものは難しいのか、などなどーー夢を膨らませている。

ちなみに、最初は月に2回通っていたのだが、忙しかったり、ダルかったりで、あまり行けない月もあったので、今は基本的には月に1回。本当は家で彫っても良いのだが、意外とやらない可能性が高いとみて、わたしは教室でだけだ。

もしも余裕が出てきたら、また2回行こうかな。とは思っている。

サボっていても、怒られることはなく、

「まぁ趣味の習いごとですからね。あんまり言ってもね、楽しくやってもらわないといけないしね」

と、先生。

ありがとうございます、先生。

これくらいのスタンスでできたほうが、いろんなことが続くのかもしれない。

 

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www.edoyu.work