大正創業、浅草のおでん屋「丸太ごうし」の絶対食べたいオススメメニュー
浅草のおでん屋「丸太ごうし」
寒い日が続いていて、好物のビールを受けつけない日もあるほど。
もっというと、外出を控えたいくらい寒いが、そんななか自宅から1時間かけて向かったのは浅草の「丸太ごうし」。大正15年創業のおでんの老舗だ。扉を開くと、おでんの香りがたまらない!懐かしいにおい。
土曜日ということもあり、念のため予約をしておいた。ご主人に奥の座敷の席へ案内される。
少し温まったところで、ビールをオーダーすると、すぐに前菜が出てきた。
丸太ごうしでは席だけの予約は不可。前菜、お刺身盛り合わせ、おでんのセット料理の予約をした。
やってきた前菜が並ぶ皿を見て、テンションがあがる。
煮こごりがある……!出汁がさわやかに香り、口のなかでゼラチンがすっーととろけていく煮こごり。前回来店時には、その美味しさにすっかり虜になってしまったのだ。
その煮凝りと再会。ワクワクしながら、口に運ぶと、ふわりといい香りの後にやさしくとろける口当たりは、もちろんそのまま。たまらないわ。
のちのち、隣の客もその隣の客も煮凝りをオーダーしていて、やっぱり人気商品なのだなとうれしくなった。しかも単品だと250円という安さ。
煮こごり以外には、菜の花のお浸し、漬物、クルミの佃煮、いんげんの梅肉和えなど。酒の肴にぴったりの料理はどれも美味。
前菜をつつきながら、これはもう、日本酒。剣菱の熱燗をオーダーし飲んでいると、刺身の盛り合わせもやってきた。
そして、またテンションが上がる。タコがいる……!肉厚に切られた弾力があり、噛めば噛むほど旨みが出てくるタコ。
さっそく、かぶりつく。肉厚なので口いっぱいに旨みとタコ汁が広がる。幸せ。しかも、素晴らしく日本酒と合うではないか。辛口で残り香が豊かな剣菱とのやみつきになるマリア―ジュだ。
刺身は、アジ、カツオ、いか、しめさば。どれもおいしい。しかも、ボリュームたっぷりで大満足。
熱燗をおかわりし、いよいよおでんがやってきた。
出汁のいい香りがふわり。まずはやっぱり大根から。厚さは数センチ以上の大きめの大根は、箸をいれると、一瞬ふわっとするくらい煮込まれている。はふはふしながら熱々をいただく。ほろほろとろける。優しい味わいで、これまたお酒がすすむすすむ。
他、じゃがいも、いか巻き、牛すじ、こんぶ、しらたき、などが入っていた。
どれも素材の味が十分に感じられて美味。ジャガイモは甘みがあっておどろいた。しらたきは細めで出汁がしっかり染みていた。
盛り合わせにはなかった、味が染みていてスモーキーさすら感じたたまごと、しらたきや鶏肉がつまったふくろ、そして大根も再びオーダーして、〆。お腹いっぱい。
店内は、黒電に、明るすぎない照明、年季の入った家具。畳の座敷があり、昭和一色!お客は年齢層も高めで、落ち着く雰囲気。デートにもいいんじゃないかな。
そして、煮こごり、タコ、大根、は個人的にオススメ。
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- ジャンル:おでん
- 住所: 台東区浅草2-32-11
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- (写真提供:食べるおばはん)