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老舗・お酒・おいしいもの好き女子の飲み歩き日記

日本文化について、老舗酒場と日本美術を中心に綴ります。

蒲田を代表する老舗大衆酒場「鳥万」で、安さとメニューの多さに驚愕

蒲田 大衆酒場 老舗居酒屋

初の蒲田散策。老舗の「鳥万」へ

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ある理由があって、蒲田を散策することになった。

 

蒲田といえば、まだ、行ったことはないのだけど、おじさんぽい居酒屋がひしめくイメージ大。どんな酒場に出会えるのだろうと2、3日前からワクワクしていた。

 

JR蒲田駅に着くとまず「バーボン通り」なる通りを目指し、西口へと向かう。高架下の酒場ってやつだ。駅から徒歩1、2分で到着。「バーボン通り」の看板がレトロでかわいくてキュンとする。妖艶さはあるもののどこか田舎っぽい雰囲気。通りの両側に飲み屋さんがぎっしり、ひしめいている。早くお酒が飲みたいけど、しばし散策だ。

 

個人経営っぽい小さい店が多い。立ち飲み屋、焼き鳥屋、うなぎ屋、バル、バー……。チェーン店はあまり見かけない。ただ、気になる店や事前にチェックしていた店は、満席だったり、閉まっていたりで、入れず。

 

気になっていた老舗大衆酒場の「鳥万」へ向かうことにした。バーボン通りから徒歩数分で到着だ。

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(看板の「アサヒビール」のフォントがツボ!)

こじんまりとした店を想像していたので、着くなり、まず、5階建てということに驚いた。しばし待ったのち「2階へどうぞ」と受付の女性。というか、一歩足を入れて見ると、ある程度の広さはあるものの、人がぎーっしり。壁には、ザ居酒屋!みたいな縦書きのメニューがぎーっしり!個人的には、昭和も大正も明治も通りこして、江戸時代っぽく感じた。なぜだろう……。縦書きメニューだから?外のちょうちん?

 

ん?もしかして……店がボロいせい?

 

老舗の店に対して、わたしも味わい深いとか、昭和っぽいとか、懐かしいとか、歴史あるとか、せいぜい、古い、とか表現するものだけれど、失礼ながらこの店は「ボロい」という表現がとてもしっくりくる。

 

1階だけでなく、階段上っていると、こんなに上に行って大丈夫か?みたいな気分になった。地震とか、台風よく平気だったなぁとも思う。それぐらい「ボロい」。でも、それがいい。うん、やっぱり、ちょっと江戸っぽい気がする。

 

さて、2階に行くと、なぜか、3階へと言われた、が、3階に行くと、また上へと言われ、とにかく言われるがままに、4階へ。

 

どの階も人がぎっしりだ。見た限り、1階以外はすべて座敷だった。そして、禁煙が増えているこのご時世で、たばこの煙もモクモク。店内の趣といい、店員さんは、チェーン店のお客さまは神様的な雰囲気は一切合切なく、(おじさんのお客がおばさんの店員さんに、満席だから入れないってば!と注意されるシーンも)なんだか、この店の中だけ時間が止まっているかのようだ。

 

さて、やっと、お酒が飲める、と、まずはビール!混んでいるので時間かかるかな?と思っていたけど、意外と早く来て感激!お通しは、お菓子(柿ピー)すぐに食べられるからうれしい。「鳥万」という名前からして、なのだが、オススメを聞くと、から揚げ、とのこと。ただ、オーダーした後で、ごめんなさい、品切れ、とおかあさん。代わりに豆腐煮込みをオーダー。

 

とりあえずでオーダーしたお新香をつまみに、ビールを飲みながら、じっくりとメニューを眺める。ものすごい品数!!!見ているだけで楽しくなってくる。焼き物、揚げ物、ごはんもの、和え物、刺身、鍋、煮込み、つまみ系、え、たぶん、100種超えてる!見ているだけで、た、楽しい!

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 タコぶつが来たので、すかさず日本酒をオーダー。最近、刺身と日本酒のマリアージュがマイブームなのだ。続いて、やって来たのは豆腐煮込み。来てから気がついたが、「鳥万」の煮込みは鳥肉だった。あっさり、でも鳥の旨みがぎゅ!美味。こちらも日本酒とよく合う。

 

続いて、フグ皮ポン酢、クジラ刺しをオーダー。飲み物は引き続き日本酒。そして、忙しく働く店員さんやら、幅広い年齢層のお客たち、ボロい(しつこくてごめんなさい)店内を見渡しながら、完食。他にも気になるメニューはたくさんあって、後ろ髪ひかれるが、もう1件行きたかったので、ここで〆。

 

ちなみに、鳥万の魅力は、メニューの多さと美味しさだけじゃない。料理は、ほどんどが300円〜400円という安さなのだ。2人でビール2杯、日本酒3合、料理もじゅうぶんに楽しんで、3,000円にとどかず驚愕。

 

ごちそうさま。この古き佇まいがどこまで持ちこたえてくれるかも気になることだし、また来るよ。

 鳥万本店