ほろ酔い老舗巡り。飲み歩き日記

日本のごはん・蕎麦屋・飲み屋・おいしいもののメモ。ときどきアートや旅の話

蕎麦名人の最後のお弟子さんの店。足利市「蕎遊庵」で蕎麦パラダイス

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クリスマスに栃木に行ってきた。

なぜ栃木かというと、そう、足利フラワーパークのイルミネーションを一度見てみたかったのだ。

が、もう、大人ってことなんだろうか。

正直いうと、きれいっちゃきれいだけど、花のほうがいいなと思った。

気をとりなおして、翌日は歴史の町、足利をぶらりお散歩。

そこで私は出会ってしまった。

衝撃の蕎麦に!

何が衝撃って、ひたすら美味しいだけなんだけど。とにかく美味しかった。しつこいけどもう何回でも言いたい。自分の中では今まで食べた蕎麦の中で1番美味しかったかもしれない。私だけじゃなくて食べログを覗いてみると、点数は3.6とかなんだが(注:食べログの点数の平均値ではない)、5点付けてる人も少なくないし、4以上つけている人が多数。もうなんだか、今思い出してちょっと涙がでそうなくらい出会えてよかったと思える蕎麦だ。

その衝撃の蕎麦屋「蕎遊庵(きょうゆうあん)」は、織姫神社という神社の中腹にある。店に辿りつくまでに180段くらい(うろおぼえだけど多分)の階段を上る必要があるのだが、店内からは足利の町を一望できるというおまけつきだ。

佇まいはいたって平凡。小綺麗でこじんまりとした印象。

中に入ってみると、左脇にには、削られる前のかつお節がずらっと並んでいる。おお、これは本格的な蕎麦屋に違いない、と期待が高まった瞬間だった。

店内は座敷の席がメイン。見晴らしのよい座敷席に案内されて、ほっと一息つく。

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まずは、一品料理の豚大根を肴にビールで乾杯。

ほくほくの大根と豚肉の優しい味わいとビールで気持ちがほぐれる。

その後は身欠きニシンのと彼氏が日本酒を。眠くなりそうなので、わたしは飲まないつもりだったのだが、ニシンとの相性に思いを巡らしたところ、飲まずにはいられず。

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一杯もらって、ニシンをアテに楽しむと、これぞ日本の味って感じの魅惑の相性だったため、その後は、もう普通に飲んでしまった。

蕎麦は、せいろのほか、石臼手挽き蕎麦、田舎蕎麦や十割蕎麦、さらしな蕎麦、季節の蕎麦、鴨南蛮などどれもおいしそうで、悩みに悩んで、わたしは柚子が練りこまれた季節の蕎麦を。彼氏は石臼手挽き蕎麦を。

程なくしてやってきた御膳を目の前にすると、どちらの蕎麦も艶やかで、見るからに美味しそう。そして、口に含んで、ああこれだーこんな蕎麦が食べたかったと思った。

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季節の蕎麦は柚子の香りがふんわりしていて、のどごしがよく噛むとほんのり蕎麦の風味も感じられる。

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石臼手挽き蕎麦もみずみずしさがありコシも蕎麦の風味もちゃんとあって美味しい。冷たいお蕎麦には辛味大根がついてきて、山葵より蕎麦の風味を邪魔せずに好印象。ちなみに、どれも辛汁のバランスもよい。

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食べ終わって、お腹に余裕があったので、十割蕎麦と鴨南蛮もオーダーして2人でシェアしていただいた。

十割蕎麦ももそもそ感は一切なく、コシと蕎麦の香りを楽しめた。鴨南蛮も文句なし。どれを食べても美味しくて、いろいろな蕎麦を楽しめて、もう蕎麦パラダイス状態だ。

ちなみに後で知ったのだが、こちらのご主人、全国で手打ち蕎麦の技術を広めた蕎麦名人の故片倉康雄さんの最後のお弟子さん。もともとは蕎麦教室を開いていたご主人・根本忠明さん。蕎麦を提供するのは不定期だったそうだが、お店を開いてほしいとの要望が多くなり、お店として開業したのだとか。

どうりで、こんなにも心に残る蕎麦を提供しているわけだ。

過剰なサービスはないが、料理やお酒の提供スピードも早いし、居心地よく過ごせるお店だった。

再訪できたらいいな。

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蕎遊庵そば(蕎麦) / 足利市駅足利駅野州山辺駅
昼総合点★★★★ 4.8