江戸グルメと酒と旅の話

旅行ライターやってます。昼飲み、ご当地グルメ、江戸グルメ・老舗、神社仏閣、旅の記録などをつづっています。

あまじょっぱい「油揚甘辛煮」で一杯どうぞ。上野「翁庵」で女ひとり飲み【蕎麦前紀行】

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すごく行きたいのだけどなかなかタイミングがなくて行けなかった上野の蕎麦屋「翁庵」に行ってきた。

この店、20時には閉店してしまう。平日はなかなか行く機会をつくれず、彼氏との蕎麦前率が高い日曜は休み。土曜は昼まで寝ているし、夜はゆっくりお酒を飲むため、20時には閉店してしまうとなると、あまり飲めずに蕎麦でお腹が膨れてしまうので行けない…。

が、この度念願叶って、初訪問。

打ち合わせの後に、久しぶりに上野の美容院を予約していたのだが、その間に少し時間が空いたのだ。

チャンス到来!とばかりに、上野に着くなり急ぎ足で向かった。憧れの蕎麦屋へ早く!という気持ちと、美容院の時間まで1時間を切ったので、なるべくゆっくりできる時間を作りたかったのだ。

相変わらずの(店の前は何度も通っていた)歴史ある佇まいに、胸をときめかせながら、引き戸を開ける。

と、そこで広がっていたのは、ザ・ノスタルジック・蕎麦・ランド。やばい、好き。まだ蕎麦食べてないのに期待以上!

店内には、老舗料理屋の店内に飾ってあるものツートップ、落語家のサインと力士の写真がお目見え。テンション上がる。

で、頼んだのが、看板メニューともいえる油揚甘辛煮(350円)とビール。油揚甘辛煮はたぶん日本酒のほうが合うとは思うのだが、時間的に1杯しか飲めないのでビール飲みたい欲に負けた。

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味わいはというと、濃いめでじゅわっとしていて、お酒に合う。うんおいしい。気取ってない味。これで350円はうれしい。次来たときは日本酒といただきたい。

さて、一人では結構なボリュームの油揚げを平らげ、蕎麦は、人気のねぎせいろをチョイス。やってきたのを見ておどろいた。ねぎだけじゃなくて、いかのゲソ天ぷらがあたたかい汁に入っている。

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蕎麦だけ味見し、汁につけて蕎麦を食べる。油揚げと同じく、汁もやはり少し濃いめ。蕎麦は適度なコシとのどごしと、ほんわか蕎麦の香りで、ちょっと優しい感じがした。そんな蕎麦とネギとゲソとをほおばる。おいし〜!なんというか、店の雰囲気と同じく、ホッとする味だ。

接客はとても感じくて、一人で酒を飲んでいる人も多く、たいそう居心地がよかった。

満足満足。ごちそうさまでした。

 

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[翁庵 (おきなあん)]
営業時間:11:00~20:30
定休日:日曜日、祝日
TEL:03-3831-2660
住所:東京都台東区東上野3-39-8
アクセス:東京メトロ日比谷線上野駅より徒歩2分、JR各線上野駅浅草口/広小路口より徒歩4分

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